Apple から iPhone, iPod Touch 向け iOS 4 の提供が開始されました。
iOS 4 のアップデートには、iTunes 9.2 が必要となります。
アップデート可能な機種は、iPhone 3GS, iPhone 3G, iPod Touch 2nd, iPod Touch 3rd モデルで、iPod Touch 1st は非対応となっており、また、マルチタスク機能等を使用可能な機種は iPhone 3GS, iPod Touch 3rd モデルと限られています。
従来の iPhone OS とは違い、iOS 4 は無料でアップデートが可能です。
iPad, iPod Touch 1st(故障)を所有している当サイトの主は iOS 4 をいち早く体験できていません。iPad 向けのアップデートは何時出るんだろう。。。
しかし、ネットで色々とレビューを見ていると、実際のところ iPhone 3GS でも動作が重く感じるといった声も出ており「これは iPhone 4 を買えという布石か?!」という物欲旺盛な声や、試行錯誤されいる方は「スポットライトを切るとある程度は動作が軽くなる」と言った感じで、自ら iOS 4 を試す事が出来ない現状では、iOS 4 は少しバギーな仕上がり?とも、取れなくはないですが、Apple としては、A4 を搭載した iPhone 4 に向けての仕上げを行っているのかもしれません。(憶測)
そして、iOS 4 でやっと実現したマルチタスク機能ですが、TechCrunch に興味深い記事が投稿されています。
iOS 4.0について知っておくべき5つの重要ポイント – TechCrunch
iOS4 のマルチタスクは初歩的な段階で、デベロッパーも対応に時間がなく、実際、役に立たないものが多く、そうしたアプリに共通して使われているのが「高速アプリ切替」と言われています。
この「高速アプリ切替」は、通常のマルチタスキングとは違い、複数のアプリがバックグランド動作しているのではなく、一部の機能がバックグランドで動作するのと同時に、アプリの実行状態を保存出来るようにしているらしいです。
イメージ的には、アプリのコア部分やそれに相当するタスクがバックグランドで動作し、他の部分はレジューム状態にあるといった感じではないでしょうか。
なにやら、Windows 9x, Mac OS 時代のプリエンティブだノンプリエンティブだのと言っていた時期を思い出してしまいます。
こうした、iOS 4 のマルチタスク機能への対応を表明を行ったベンダーもいます。
対応の表明を行ったのは Skype で、現在は社内で開発を進めており、テストが終了次第公開する事を明らかにしています。
「iOS4」対応アップデートについて – Skype 日本語ブログ
Skype は先日、3G 回線を経由した Skype ユーザ間の通話を、年末まで無料で利用提供する事を発表していますので、iOS 4 のマルチタスク機能に対応すれば、バックグランドにアプリを待機させる事で、携帯電話同等の使用も可能であると考えられます。
iOS 4 を使用するには幾つかの制限が露呈していますが、iPhone 4 や iPhone 4 と同じ A4 チップを搭載している iPad では、更なるエクスペリエンスが体験出来るのではないかと妄想します。