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Apple「スマートフォンのアンテナ性能」について

スマートフォンのアンテナ性能

Apple が 7月16日に行われた「iPhone 4 プレカンファレンス」に続き、「スマートフォンのアンテナ性能」についてのページを公開しました。

Apple – スマートフォンのアンテナ性能

まず、「iPhone4 プレカンファレンス」にて Apple は、電波減衰は iPhone 4 のアンテナ問題は存在せず、全ての電話機が抱える問題である。
RIM BlackBerry Bold 9700、HTC Droid Eris、Samsung Omnia II を引き合いに、電話機を握ってアンテナ表示が落ちるところ、落ちるまでの時間、その後、アンテナ表示が戻るところを各種メーカーの携帯電話でも発生する現象とし、これは携帯電話の弱点でもあり、業界全体の課題であると説明した。

iPhone 4 には、表示アルゴリズムに不具合があり、これをアップデートで修正した。

この iPhone 4 のアンテナ問題について Apple Care への問い合わせは、ユーザ全体の 0.55% であり、騒がれるほどの大問題ではない。

そして、Consumer Reports でも確認されたように、バンパーをつければ感度の問題は改善できるので、全ユーザーに対して無料でパンパーケースを配布し、すでに購入していた場合は返金する。それでも満足できない場合、購入から30日以内なら手数料なしで返品・返金すると発表した。

このカンファレンスをリアルタイムで見ていると、さもそうであると思ってしまう。そして、ユーザへバンパーの無料配布を行うという対応に、よい対応だと関心させられる部分もある。しかし、Apple ユーザの視点から見ても、問題がないのなら、なぜバンパーを無料で配布するという対応を取ったのでしょうか?問題がないのなら、そんな事をする必要はないのではないでしょうか。

このカンファレンスにおいても、RIM や HTC の他社携帯を引き合いに出し、業界全体の問題としてすり替えている様にも見え、矛盾を感じ得ます。

次に「スマートフォンのアンテナ性能」についてのページを公開していますが、iPhone 4 の他、Apple iPhone 3GS、BlackBerry Bold 9700、HTC Droid Eris、Samsung Omnia II のアンテナ減衰現象の発生動画を掲載しています。

もし、RIM や HTC が同様の事を行ったら Apple はどういった反応を示すのでしょうか?
Apple は、他社の携帯電話を名前も隠さずに iPhone 4 との比較を行うべきではなかったと思います。

Apple – アンテナ設計・試験室

Apple は、1億ドル以上投じて設計した高度なアンテナ設計・試験室を持っています。といったページも公開されていますが、幾らかけているかわは分かりませんは、他のメーカーだって電波暗室なんて持っているでしょう。

こうした、試験施設におけるテストというのは、ある程度想定されるイレギュラーな状態のテストを行うのがもっともだと思います。ですが、想定されるイレギュラーは、考えつく範囲のものです。ユーザ操作におけるイレギュラーは想定されているモノではないのが多く、そうしたあらを出しにフィールドテストが行われます。要は携帯を手に持ち、日常を送るといった感じです。
しかし、一部でも指摘もあるみたいですが、Apple が iPhone 4 を早く世に出したいが為に、ユーザテストにかける時間が無かったという事です。

ボクも、実は某メーカーで2年ほど、携帯の動作検証試験を行っていましたが、大きな問題として取り上げられるものは、フィールドテストで発生したモノの方が多かったと記憶しています。(どんな問題で、どんなテストだったかは内緒です)

長くなりましたが結論を言うと、iPhone 4 にアンテナ問題はない(Apple 曰く)
そして、他社メーカーの反感を買った。といったところです。

あと、公開されている動画の様にアンテナ表示が落ちる方法を教えて欲しくもあります。

※上記は、私的な見解とメディアに流されている部分が多々あり、公平性、信憑性に掛ける部分があるかもしれません。

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