※ 以下は iOS 4.x.x の場合
iPad を使い始めてから気になっていた、データを削除しても増えていく「その他」の使用量が iOS 4.2.1 アップデート後、再び 1GB を突破したので何がそんなに食い潰しているのかを調べてみました。
現在、使用しているのは iPod Touch 3rd 32GB と iPad Wi-Fi 32GB モデルで、iPod Touch と iPad で入っているデータの差は App が iPhone / iPad 両対応以外で殆ど被っているものはなく、iPad にはブックを入れてますが iPod Touch には入れてません。写真とビデオは、ほぼ入ってません。その様な状況で、iPod Touch の「その他」は 0.30 GB、iPad の「その他」は 1GB でした。
iPad App のサイズで何かが増えていた。と妥協しても誤差 0.7GB は無いだろう。最初は 0.4〜0.5GB 程度だった様な記憶が。。。と、ファイルサイズを調べていたら、どうやら「Artwork」が肥大化していた様です。
以下が、iPad の「その他」の使用量を減らした手順になりますが、もし、実行される場合は、正規の使い方では無いと思われますので自己責任にてお願いします。
最初に、iPad の中身を可視化するツールをインストールします。
今回は iPhone Explorer を使いました。
iPhone Explorer – A USB iPhone browser for Mac and PC
iPhone Explorer を起動し、iPad の以下のフォルダまで移動します。
Device Name/Media/iTunes_Control/Artwork/
次に、Artwork フォルダ内にある「ArtworkDB」と「xxxxxx.ithmb」ファイル全てを削除します。
この状態を iTunes で確認すると「その他」の使用量が削減され、iPad で音楽を再生する事は問題なく行えましたが、楽曲の Artwork は登録無し状態になります。
Artwork の復旧を行う場合は、iTunes で iPad のミュージックタブを開き、「音楽を同期」のチェックを外し「適用」します。同期が完了したら、再度「音楽を同期」にチェックを入れ「適用」します。
要は、全ての音楽を iPad から削除して入れ直すといった感じです。大量の音楽を同期している場合は、じっくり待ちましょう。
同期が完了し、iPad で音楽を再生した時に Artwork が表示されれば作業は完了です。
自分の環境では、1GB から 0.35GB へ減りました。
iPod Touch では「その他」が増えるという事は滅多に無いのに、iPad では削除しても増えていくのは疑問です。
また、暫く使用していると増えていくと予想されますので、対処療法的にでもなれば幸いです。