webOS の製品開発が終了し、webOS 製品の投げ売りとも言えるセールが行われ、一部のギークで盛り上がりを見せつつも、そのまま終了と思われていた webOS が、2011年12日9日、Open Source 化される事が発表された。
この発表では、webOS を Open Source で公開し、アプリケーションフレームワークの「ENYO」も提供し、その他のコンポーネントも提供していく予定となっています。
ただ、Open Source と言ってもライセンス形態やコミュニティ等の具体的な内容はまだ不明確な状態ですが、HP は webOS から手を引くのではなく、分断化防止と包括的な管理を行って行きます。
そして、HP は今後、Windows を重視しつつ、2013年には webOS タブレットを発売する予定となっているそうです。
Palm のこれまでの経歴を見ると紆余曲折を経ていますが、webOS の Open Source 化に踏み切ったのは、OS とハードの組み合わせによる One Off でシェアを獲得していくよりも、Android 様にプラットフォームとして広めていく方が得策と判断したところもある様です。
個人的には、Android よりも webOS が気になっていたので、開発終了は非常に残念な事でしたが、Open Source として製品展開をしていくのは、ハードウェアベンターとの兼ね合いもあるとは思いますが、面白い展開であると思います。
分断化を防ぐと言う辺りは、Android の現状を見ると、きっちりかっちり管理を行っていって欲しいところです。