Mozilla から Firefox 10 がリリースされました。
Firefox 10 では以下の変更が行われています。
- 履歴を戻るまで [進む] ボタンを表示しないようにしました。
- アドオンの互換性確認をより柔軟にしたことで、ほとんどのアドオンが新バージョンでも引き続き利用可能となりました。
- Mac で ATOK の確定アンドゥが使用できるようになりました。ただし、キーボードショートカットが変更されていると動作しない場合があります。
- WebGL のアンチエイリアスを実装しました。
- CSS3 の 3D トランスフォームを実装しました。
- 双方向テキストの分離を実現する HTML5 新要素 bdi を、CSS プロパティとともに実装しました。
- 全画面での実行に対応した Web アプリケーションを開発できる フルスクリーン API を実装しました。
- 仕様との整合性を高めた IndexedDB API を実装しました。
- Web 開発者向け新機能として、該当要素の強調表示や CSS スタイルの確認を行える 調査ツール を追加しました。
- Mac で、ブックマークを移動中にクラッシュする場合がある問題を修正しました。
- Mac で、Apple から公開された最新の Java をインストールした後、Java アプレットが使われているページのタブを閉じたときにクラッシュする場合がある問題を修正しました。
- いくつかの安定性に関わる問題を修正しました。
- いくつかのセキュリティ問題 を修正しました。
Firefox 10.0 リリースノート – Mozilla Japan
この他、Firefox 10.0 のリリースと合わせ、2012年1月31日より、法人向け延長サポート版 (ESR : Extended Support Release) の提供が開始されています。
ESR 版は、通常版と違い、メジャーアップデートが 1年に 1回程度になり、原則として 6週間ごとにセキュリティ問題を含むマイナーアップデートが提供されます。
ESR 版のメジャーアップデートは、リリースノートを見ると、7メジャーアップデートごとに提供されるようで、次のリリースは 2012年11月の Firefox 17 となります。
また、ESR 版は Windows、Mac、Linux のみの提供となり Android 用 Firefox は含まれていません。
Firefox/Thunderbird 法人向け延長サポート版 (ESR) のダウンロード
いよいよ、Google Chrome と Firefox のバージョンナンバー争いになってきたような感じがしますが、早々に Version 10 を用意したら Version 1 と認識されてしまった Opera が、どう対抗していくのか?混戦模様です。