Mozilla から Firefox 13 がリリースされました。
Firefox 13 では以下の新機能、変更、修正等が行われています。
* 新機能
- 新しいタブを開いたときに、よく訪れるページをサムネイルで一覧表示するようにしました。
- 既定のホームページから、ブックマーク、履歴、設定などを素早く簡単に開けるようにしました。
* 変更
- SPDY プロトコルを初期設定で有効にして、対応サイトでのブラウジングを高速化しました。
- 復元したバックグラウンドのタブを初期設定で読み込まないようにして、起動を高速化しました。
- スムーズスクロールを初期設定で有効にしました。
- Windows 版の最低システム要件が Windows XP Service Pack 2 以上になりました。今後 Windows 2000 と XP SP1 には対応しません。
* 修正
- いくつかのセキュリティ問題 を修正しました。
* 開発者
- ページインスペクタ、HTML パネル、スタイルインスペクタ、Scratchpad、スタイルエディタに 合わせて 72 の改良 を行いました。
- column-fill CSS プロパティを実装しました。
- ECMAScript 6 の Map/Set オブジェクトを試験実装しました。
- CSS3 background-position プロパティの拡張構文に対応しました。
- :invalid 疑似クラスを form 要素にも適用するようにしました。
- CSS3 で定義された 角度 の単位「turn」に対応しました。
既知の問題として、以下が未解決となっています。
* 既知の問題(未解決)
- ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュします。
- 一部のユーザから、Gmail メイン画面上のでのスクロールが通常より遅くなるとの報告があります。
- Firefox の更新直後に Windows の「システムの復元」機能を使用すると、以後 Firefox を更新できなくなる場合があります。
- Mac OS X で、マルチディスプレイ使用時に nsCocoaWindow::ConstrainPosition が間違ったディスプレイを使用します。
- 要素のクラス名が JavaScript によって設定されたときに生じる CSS :hover のリグレッションが確認されています。
Firefox 13.0 リリースノート – Mozilla Japan
Firefox 13 から、Windows のシステム要件が Windows XP Service Pack 2 以降へ変更されていますので、該当するユーザの方は注意が必要です。
Windows XP であれば、SP2、SP3 へのアップデートを適用するのが良いかと思われます。