Microsoft から Windows Phone 8 と、既存の Windows Phone 7 に対するアップデートの Windows Phone 7.8 が発表されました。(以下 Windows Phone = WP)
まず、かねてより囁かれていた WP 7.x から WP 8 へのアップグレードへは非対応となりましたが、その代わりという様な WP 7.8 と言ったところでしょうか。
しかし、WP 7.8 には WP 8 の新機能が一部搭載されているそうです。
次に、WP 8 は Windows 8 と同じ NT kernel と Desktop 版と同じコアの IE10 を標準搭載しています。
そして、そんなものが存在するのか、これから出てくるのかわかりませんが、アーキテクチャの上限として 64コアまでのマルチコアに対応しています。
詳しい内容、クールなレポートは以下を参照してもらいたい。
Engadget Japanese
マイクロソフト Windows Phone 8発表。Windows 8とカーネル共有、64コアまで対応
Windows Phone 7.8 発表、WP8新機能の一部を旧端末に提供
TechCrunch
Windows Phone 8のハードウェアパートナーは4社, アップデートはOTA, “ファン”は早期アクセス可
Windows Phone 8は,すごくて,でかくて,クレージーで,ビューティフルな混乱だ
nanapho
Windows Phone 8 が正式発表。NTカーネル、マルチコア、HD解像度、SDカード、DirectX対応など
既存の Windows Phone 端末向けに「Windows Phone 7.8」を提供
Windows Phone 7.8 は WP8 アプリに非対応、Lumia ユーザーから不満の声も
公式の 18ヶ月サポートというのもあるかもしれないが、WP 7.x から WP 8 へのアップグレードが提供されないのは残念な事なのかもしれない。
でも、個人的には WP 7.x から 7.8 へのアップデートに対しては好感が持てる部分がある。
どこかのロボットと違い、キャリアや端末メーカーに次期や有無に束縛されず、OTA でのアップデートが可能である事だ。これは喜ばしい。
本来、ユーザに対して、セキュリティパッチや新機能等を迅速に提供しなければならないのが OS メーカーだと個人的に思っています。パッチの提供が行えないのがキャリアや端末メーカーの判断である以上、発売から半年でサポートが切られてしまうのは残念でしかならない。むしろ、文句を言いたい。
Android で学んだ事は、OS の提供はキャリアや端末メーカーではなく、OS メーカーが握っていて欲しいという事だ。