WhatsApp の買収、そして 210分間のサービスダウンで伸びたのは Telegram、Threema だけではなく、LINE も北米、南米、EU 方面で新規登録ユーザーが 200万人も伸びたそうです。LINE は、アクティブユーザー数は好評していないそうですが、WhatsApp の月間アクティブユーザー数は 4.65億人くらいだとか。登録ユーザー数が増えても、使い続けるユーザーがどれくらい居るのか?サービスを継続する上では、このアクティブユーザー数というのが重要なとこですね。
この LINE が、今回、LINE 電話(LINE 電話 / LINE Call)とオリジナルスタンプが販売可能な LINE クリエーターズマーケット、ビジネス向けには、LINE ビジネスコネクト、企業向けの API を開放しました。
LINE 電話は IP 電話サービスで、LINE アプリから固定電話、携帯電話へ電話を掛ける事が可能となります。この LINE 電話を利用するには Facebook で登録したユーザーは使用できず、電話番号で登録したユーザーが利用できます。また、相手が docomo でなければ発信者番号通知にも対応しています。
スタートでの対象国は日本、米国、メキシコ、スペイン、タイ、フィリピンとなっています。
通話料金は、国内通話の固定電話が 3円 / 分、携帯電話が 14円 / 分、この他にも 30日プランが用意されています。
30日プランは、購入から 30日の間、上限 60分の連続通話が更に格安で利用できるというもので、携帯、固定電話が 6.5円 / 分、固定電話限定 30日プランは 2円 / 分という料金で利用できます。ただし、購入から 30日経過すると期限切れでボッシュート。
LINE クリエーターズマーケットは、これまで企業のタイアップなどでしか販売されていなかったスタンプを一般ユーザーにも開放し、オリジナルの自作スタンプを販売可能にしたものです。
登録、販売価格と取り分は、登録は無料、作成したスタンプを審査パス後、販売開始された場合、100円で販売され、取り分はユーザー 5 : LINE 5 となっています。7 くらいは欲しいとこです。
販売する自作スタンプは 40枚セットという中々、タフな作りを要求されるようです。詳細はガイドラインを参照。
– ガイドライン- LINE Creators Market
LINE ビジネスコネクトは、企業アカウントに API アクセスを提供するサービス。
今まで、一斉送信だったメッセージを、ユーザー別にメッセージを送信したり、業務用として使用すれば勤怠管理やシフト管理なども出来るそうです。ただ、API と自社の外部 DB と接続しなければならないので、なんか怖い。
更に、Firefox OS の普及に向けての Mozilla との協力体制を取りました。
今回、発表された協力企業は以下の 13社
- 楽天
- LINE
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
- リクルートホールディングス
- カヤック
- グローバルサイバーグループ
- システナ
- タスデザイングループ
- ニューフォリア
- ネオス
- フェンリル
- ブリリアントサービス
- 毎日新聞社
楽天 x LINE のコンボが気になります。
Firefox OS の普及促進もモバイル端末向け OS の競争を生む事で良い事だとは思います。というか、iOS、Android しか流通してない日本もどうかと思いますけどね。せめて Windows Phone も広めて欲しい。結局、au から出た 1機種だけですからね。あとは、個人的に Tizen はどっちでもいいけど、Ubuntu も絡んで欲しい。