Microsoft から HTML5、CSS3 サポート、新 JavaScript エンジン「Chakra」搭載の Web ブラウザ「Internet Explorer 9」の Test Drive 版が発表されました。
Internet Explorer 9: Platform Demos
Microsoft 曰く「複数のブラウザで、同じ HTML、Script、マークアップが同じ様に動作する」事を目指しているそうです。
しかし、今回の発表の IE9 Test Drive の Acid 3 スコアは “55/100” と、これからといった感じですが、今後の開発で “100/100” を目指すそうです。また、これには一理あるとは思いますが、Web 標準対応のテストスイートとして Acid 3 を指標とする風潮に疑問も投げかけています。
「GPU-Powered HTML5」という、Direct2D / DirectWrite によるレンダリングパフォーマンスの改善や、Web ブラウザとしては初めてのハードウェアアクセラレーションを使った SVG のフルサポートにより、描画性能が格段に向上している様です。
動作環境にも変更があり、Internet Explorer 9 からは対応 OS が Windows Vista 以降となります。
IE9 アップデート回避パッチとかがリリースされなければ、流れとして良い方向に向いて行く事を祈ります。